キャッシングと呼ばれるサラ金。その被害にあわないための対策、知識 低金利をうたい文句にCMを流す業者の実態

キャッシング 被害

低金利、即日などの甘い誘い
インターネットでも申し込めるサラ金

  

キャッシングとは


消費者金融、銀行などの金融機関が個人に対して融資する事をキャッシングと言います。小口融資のため、利息が高めに設定されているのも大きな特徴です。基本的にはキャッシュカードなどを使いATMまたはキャッシュディスペンサーから現金を引き出すようにして貸し出される小口の融資のことを言います。

最近になってネットキャッシングなどATMなどの端末を介さないタイプのキャッシングも多く見られるようになったものの、多くは前者の用にキャッシュカードでの引き出しがほとんどです。インターネット以外にも電話で申し込むものやそのほか様々なタイプのキャッシングがあるようですが、今の現状としてはインターネットキャッシング、テレホンキャッシングなどといった言葉を使うことはほとんど無く、世間一般に言われているようにキャッシングというひとくくりの言葉で締めくくられています。

また、最近では一部の企業がキャッシングの際の利息が高すぎるとして問題が浮上し、話題になったもののすでに忘れられたかのような扱いになっています。しかし、それまで以上に業界への監視が強くなり今までのような利息の形態が少しずつではあるが法整備もすすみ変わってくる可能性が高いようです。

キャッシングの審査


キャッシングする際に避けては通れないのが「審査」です。一体何を調べるのかというとちょっと不透明なところがあるのではないでしょうか。信用情報機関というものをご存じの方は少ないと思います。信用情報というのは過去に金融機関を使った場合にその履歴を収集し情報を金融機関に提供する役割を担っています。扱われている内容は大きく三つあります。

1,個人を特定する目的の情報
つまり、氏名 生年月日 性別 電話番号 そして勤務先 勤務先の電話番号などがこれに当たります。

2,契約に関わる情報

借入日 その金額、入金履歴、予定日 その残高、完済日などです。ほかの金融機関から借入がある場合はこの履歴も審査の対象となります。

3,事故情報(ブラックということです)
返済期日から滞納している日数 金額 そして解消されたかどうか、自己破産 債務整理などの履歴がこれです。

こういった情報を元にキャッシングの可否が決められます。実はこれにも落とし穴があるようで、実は結婚などで名前が変わってしまうと情報が追いつかないでブラックなのに借入ができてしまう場合があるようです。また悪質な裏金融のような業者が債務整理された人をねらって高利での融資話を持ちかける際にもこの情報が利用される場合があるようです。



キャッシングの金利


海外の国々との金利の差というものを意識したことがあるでしょうか。日本の場合29.2%というのが上限にされています。これはキャッシングだけではなくそのほかの金融全てにいえる金利設定です。(もちろん、この金利で営業しているのはキャッシングくらいだと思います)
では海外のキャッシング(消費者金融)の金利はというとアメリカの場合は州によって差があり、8%〜36%と圧倒的に低い州と日本よりも高い金利が設定されている州があるようです。ちなみに日本ではかつて40%という金利が標準でした。アメリカの一部ではそれに匹敵する金利が今でも使用されているようです。

フランスでは10%〜18%、これは日本の利息制限法で定められている数字に近い数字になっています。イタリアでは16%〜38%、なんとアメリカの一部の州よりもさらに上になる38%という上限が設けられています。また、お隣の韓国や東南アジア諸国では上限金利自体が設定されていないようで自由に金利を設定できる仕組みになっているようです。こうやって考えると日本の金利と言うのは思いの外低い方に入るようです。

しかしこれはあくまで法を遵守し営業している会社のことになります。日本では未だに違法業者があとを絶ちません。法外な金利を設定しうまくその法の網を抜けるよう対策をしている悪徳業者が横行しています。

キャッシング被害


キャッシングと言う名前が付いてはいますがようはサラ金です。その昔、サラ金と言えばそのイメージの悪さはひどいものでした。サラ金に手を出したら人生おしまいとまで言われたほどです。

そのようなイメージの悪さを払拭すべくサラ金業者はイメージチェンジ戦略を施してきました。芸能人を起用しCMを流し親しみのあるかのようにイメージを作り出しました。その戦略は見事にハマり今や消費者はさら金、消費者金融に抵抗感を覚えなくなりました。大手の銀行まで業務に乗り出す始末です。

今や日本はサラ金に侵された国と言えるでしょう。その金利は並みのものではありません。一度借りてしまえば二度と返す事ができないと考えたほうが賢明でしょう。金利を返すだけの生活に陥りそれを肩代わりするために他の業者に借り、あげくの果てには悪徳業者に頼らざるを得ない状態になることでしょう。

一度借りた人間には必ずまた話を持ちかけ女性の場合売春に至るケースも報告されています。そのようなドツボにハマリそうになった時は早めにそのような事案を専門としている専門家に相談しましょう。法的に解決できる事が多々あるからです。

しかし一番重要なのは決して借りないことです。CMや広告に惑わされてはいけません。低金利であってもサラ金なのです。被害にあうまえに立ち止まりもう一度自分の未来を考えてみましょう。


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